【兵庫県 旧加古川図書館 保存活用シンポジウム開催】

 来る11月23日(火・祝)、解体の危機に直面している旧加古川図書館(置塩章設計/1935年竣工)の保存活用を考えるシンポジウムを開催します。 東播地域随一の優れた近代建築ですが、今年6月に図書館としての役目を終え、存続が危ぶまれています。歴史家、構造家、建築家、活用の専門家とともに、この建物の保存活用の可能性を考えます。申し込みが必要ですが、どなたでもご参加いただけます。ぜひお越しください。

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シンポジウム 旧加古川図書館の保存活用を考える 加古川市加古川町木村に位置する旧加古川図書館が解体の危機に直面している。 この建物は、1935 年に加古川町公会堂として竣工したもので、当時その威風は「東播随一」と謳われた。ゴシック様式由来の要素を幾何学的に単純化したアール・デコ的な装飾を持つ鉄筋コンクリート造による、加古川市が誇るべき優れた歴史的建築物である。 1974 年に加古川市立図書館に転用され、長らく市民に親しまれ活用されてきたが、同図書館が加古川駅近くに移転するのに伴い2021 年6 月に閉鎖され、「老朽化」しているとして解体が検討されている。 兵庫県の「景観形成重要建造物等」に選定されるなど、文化財的評価は高く、加古川の近代化を象徴する貴重な建物であるため、残してほしいという声も多い。 なんとか残せないか。どうすれば残せるのか。歴史的建築物の活用コンサルティング、耐震補強、改修設計などの専門家をお招きし、この建物の保存活用について課題や可能性を考える。日時:2021 年11 月23 日(火・祝)13:30 ~ 16:30会場: 加古川市総合文化センター 2 階 大会議室(兵庫県加古川市平岡町新在家1224-7)JR 東加古川駅より北へ徒歩約10 分定員:100 名( 申込先着順)主催:一般社団法人日本建築学会近畿支部近代建築部会/NPO 法人ヘリテージはりま後援:ひょうごヘリテージ機構H2O

■講師(敬称略・講演順)笠原一人 建築史家/京都工芸繊維大学助教/一般社団法人日本建築学会近畿支部近代建築部会主査満田衛資 構造家/京都工芸繊維大学教授清水克俊 建築家/ NPO 法人ヘリテージはりま代表理事金野幸雄 国土計画家・コンセプター/     一般社団法人創造遺産機構(HERITA) 理事

■プログラム13:30 開会あいさつ13:40 講演1:笠原一人:歴史的価値について14:00 講演2:満田衛資:構造補強について14:20 講演3:清水克俊:地域遺産の保存活動から14:40 講演4:金野幸雄:活用の可能性について15:00 休憩15:10 座談会:満田衛資× 金野幸雄× 清水克俊× 笠原一人(司会)

■申込方法コロナ対応により、NPO 法人ヘリテージはりま宛へ事前に申し込んで下さい。申込はメール、FAX、及び郵送にてお願いします。( 前日必着まで)氏名/住所/電話番号/所属/メールアドレス等を記載し、事務局宛にお申込み下さい。

メールの場合 : kakosympo@heritageharima.com

郵送の場合 :〒675-0156兵庫県加古郡播磨町東本荘3-4-12

FAXの場合 : 050-5577-3382

■お問い合わせNPO 法人ヘリテージはりま事務局(小林)090-5794-1855※午後3時以降でお願いします。